キュレーター塾について、6期生の皆さんに聞きました。
社会にインパクトを与えるイノベーターと、その支援者を育成するために、2015年にスタートしたイノベーション・キュレーター塾。
2021年7月10日に卒塾式を迎えて、6期生の皆様が無事に卒塾されました。ここで終わりではなく、これからもそれぞれのマイプロジェクトは続きます。充実の塾期間を経て、さらにステップアップされる方もおられますし、生き方の軸ができた方、貴重な時間をそれぞれ過ごされたようです。
現在、7期生の募集中(~2021年9月末日)ですが、イノベーション・キュレーター塾に入ったらどうなるの?と申し込みを迷われている方もおられると思います。まだ卒塾されて間もないキュレーター塾6期生の皆さんに聞いてみました。こちらを読んで、入塾申し込み前のご参考にしてもらえればと思います。
塾の中で、小チームごとに実施する期間限定の課題として、「チームプロジェクト」があります。それについてもお話しいただきました。
国松 佑紀さん(製造メーカー勤務)
Q:イノベーション・キュレーター塾ならではの魅力は?
ストロングルーツの徹底的な深掘り。自分の感情が揺さぶられるのはどこ?自分にとって大切な価値観は何?内省や自分との対話を通して、今後も揺るがない軸を見つける一歩になると思います。
あとは豪華なゲストスピーカー陣。表面的な話で終わることなく、温かくて人間味があって深みのある毎回のお話は、質疑応答タイムも含めてとても沁み渡ります。
Q:入塾してからの変化はありましたか?
何を大事にして生きていきたいのか、が研ぎ澄まされて明確になることで、進むべき方向に自信と確信が持てたのと、同じような未来を描く仲間がいることに気付けました。
Q:塾期間中で心に残っていることを教えて下さい。 マイプロジェクトのブラッシュアップでのお互いの進捗発表は、弱みを見せること・無防備な状態をさらけ出すことでの「強さ」を感じる場面が多くありました。
井村 喜洋さん(株式会社セカンドセレクション 経営者(代表取締役))
Q:イノベーション・キュレーター塾ならではの魅力は?
色々な職種の方とお話をすることで、まったく違った観点での質問を受けることができます。
それにより新たな気づきを持つことができて、考え方が多様化されていく感じがありました。また、講師の人たちが今まで出会ったことのない人が多く、大変刺激になります。
社会活動家といいますか、今までのビジネスだけでは出会えないような人の本質にせまれるのはこの塾の一番の魅力ではないかと思います。
Q:入塾してからの変化はありましたか?
ある程度年齢を重ねている分、変化の度合いは少ないかもしれないですが、今までにもまして人間の幅が広がったように思います。
振り返ってみると、自分は固定概念の塊であったように思えます。この10ヶ月間で(違う視点から見る努力をすることが)少しは改善されたかもしれません。
そして一番の成果は、自分がすべきことが見えてきたように思えます。ありがとうございます。
Q:そのほか心に残っていることを教えてください!
チーム・メンバー※と一緒に実施した、ギフトエコノミー活動、「ささえる珈琲店」が一番印象深く、メンバーがそれぞれ変化し、成長されているところが刺激的でした。本当にできるのか、コロナ禍でやっても良いのか、お客様がくるのか、いろいろな不安のなか、実施してチームとして活動できた事、知らない世界を知ることもできたことは、自分のこれからの生活に影響があると思います。
石田 義貴さん(製造メーカー勤務)
Q:イノベーション・キュレーター塾ならでの魅力は?
・幅広い人脈ができる。
・普段考えないことについて、真剣に考えることができる。
・自分のことについて、内省する時間を取れる。
Q:入塾してからのご自身の変化について教えてください。
・自分や他人の先入観を意識するようになった。
・行動の幅が広がった。
Q:そのほか心に残っていること、どんなことがありますか?
ゲストスピーカーのお話が良かったです。
・ツイッターで採用活動(第3回:田中美咲 氏)
・社長は何もしないで、社員に任せる(第4回:宮田博文 氏)
末吉 啓子さん(入塾時会社員/早期退職により現在無職)
Q:イノベーション・キュレーター塾の魅力は?
多くの「出会い」です。高津塾長やサポーターの方々、様々な分野で活躍されているゲストスピーカー、そして年代も職種も異なる同期の仲間に出会えたことが一番の魅力です。
Q:入塾してからの変化はありましたか?
1年前に早期退職することを決めた時、次の人生では「誰かのために何かしたい」と漠然とした考えしかありませんでしたが、入塾後10ヶ月で明確になったことです。「私はこれがやりたい」という思いに迷いがなくなりました。
Q:心に残っていることを教えてください! 自分のストロングルーツを深堀りし、それを周りの皆さんに伝えることで、自分の内面にしっかり向き合えたことです。
塔本 啓さん(京都信用金庫 久御山支店 支店長代理)
Q:イノベーション・キュレーター塾の魅力は?
多くの魅力的な方と出会え、そこで生まれた繋がりが単発で終わらない事です。
悩みでも、新たな挑戦でも、ありのままの自分をさらけ出して、相談や巻き込んでいける仲間が作れることも塾の魅力です。
これらの出会いや経験を通じて内省を図れた事で自分の芯となる部分を理解出来た事が私にとって一番の収穫でした。
Q:入塾してからの変化はありましたか?
仕事において、お決まりの質問や会話ではなく、その人について興味を持つようになりました。
「何故」が増えたと思います。何故、この仕事を?その経営方針に至ったのは何故?など。
塾において、自分でも理解しきれていなかった自分や芯になる部分を理解したことで、他者に対しても深い所まで知りたくなり、発信方法や聞き取り意識が変わりました。
Q:心に残っていることを教えてください。
あるゲストスピーカーの方が、「部下に対して、答えを教えることは簡単だが、それはその人の可能性を消している」というお話を聞いてハッとしました。 自分の持っている正解を突きつけるだけで、あたかもそれしか正解が無いかのような指導をしていると感じました。
藤吉 奈央子さん(Harmony ~Life&Work~ 代表/保健師)
Q:イノベーション・キュレーター塾の魅力は?
普段なら知り合いになれない(ならない?笑)方と仲間になる…これが一番の魅力だと思います。
Q:入塾してからの変化はありましたか?
これまでやってきた仕事や私生活の活動全てにおいて、本質を振り返るきっかけを得たことと、モヤモヤが結果的に自信につながった事が大きな変化です。
Q:心に残っていることを教えてください。
とにかく、実践あるのみ!というマインドです。
武原 忠志さん(NPO法人さいたまユースサポートネット)
Q:イノベーション・キュレーター塾の魅力は?
ノウハウではないところかと思います。 気づきがあります。 変化があります。 異年齢です。 職業も多様です。 そんなところが魅力です。
Q:入塾してからの変化はありましたか?
ありました。 自分の曖昧さが分かっただけで十分です。
Q:塾期間中で心に残っていることを教えて下さい。
若い方々の真剣さです。 また、私の年齢を意識せずに接していただいたことです。
黒田 香奈さん(社会保険労務士)
Q:イノベーション・キュレーター塾ならではの魅力は?
・最前線で社会課題解決に関わる様々な講師陣から、近い距離感で学べること。
・普段関われないような多種多様な仲間たちと、本音でぶつかりあえること。
・横のつながりだけでなく、縦のつながりも活発なところ。
・いつの間にかみんなが「必死&本気」になっているところ。
Q:入塾してからの変化はありましたか?
仕事でご相談をお受けする際に、講義ごとに浮かび上がるキーワードたちを思い出し、自分が無意識で判断していないか、勝手に導いていないか等を意識し、相談者様が自身で気づく(納得する)問いかけをするよう、心がけるようになりました。
Q:塾期間中で心に残っていることを教えて下さい。
ゲストスピーカー※の方のお話しの中で、宮田博文氏(第4回)の「人の善意を信じる、愛でいける」 、塩瀬隆之氏(第6回)の「言葉を丁寧に定義する、言葉を慎重に疑う」です。 ※ゲストスピーカーは、7期では一部の方は変更されます。
最後までお読みいただきありがとうございます。イノベーション・キュレーター塾は、毎年夏に塾生を募集しています。
くわしくはSILK(innovation.curator@gmail.com)までお問い合わせください。
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